東アジアにおける民主主義の表舞台に立つ日本と台湾――この二つの国は同じ陣営に属しながらも、現実の政治構造と国民の態度はあまりにも対照的である。中国による軍事的・情報的圧力が日増しに強まる中、対応の差は日に日に露呈している。
1. 一強の日本、冷笑するしかない国民
日本の政治は長年、自民党によって独占されてきた。それは「民意の結果」などではなく、田舎優遇の選挙制度、無力な野党、そして政治を諦めた若年層という構造的な怠惰によるものだ。言い換えれば、自民党は国民の無関心に支えられ、腐敗と既得権を維持しているに過ぎない。
最も滑稽なのは、日本国民の多くが中国を「敵」と見なしているにもかかわらず、政府は経済優先で平然と中国に擦り寄ることだ。国民感情と政府外交の乖離はすでに末期的であり、政治への信頼は地に落ちている。
2. 台湾:圧力の中で鍛えられた民主の意志
台湾では、確かに民進党が政治を主導する形が定着しつつある。しかし、その支配は制度のトリックではない。中国の明確な脅威を前に、多くの国民が「抗中保台」という共同意識で団結している結果だ。
国民党や民衆党のような親中政党は、もはや若者の支持を完全に失っており、選択肢が限られる中で民進党への「仕方ない投票」が現実となっている。それでも台湾の若者はあきらめず、自ら情報戦に参加し、路上で声を上げ、自らの民主主義を守るために行動している。これは日本の若者には到底見られない態度だ。
3. 第五列の実態と市民の防衛戦
中国の「認知戦」「統一戦線工作」は、台湾と日本の両方を標的にしている。しかし、反応の鮮明さは台湾が圧倒的に上だ。台湾社会は「第五列(第五縦隊)」――すなわち国内に潜むメディア、学者、政治家のスパイ的存在――に対し、強い警戒心を持ち、自発的にそれを暴き出し、排除する力を持っている。
一方、日本ではこうした動きは極めて稀であり、むしろ「問題視しない」という事なかれ主義が支配している。国土が安全保障上の最前線にありながら、まるで他人事だ。
結語:
日本は制度上の安定を誇るが、それは同時に変化を拒む麻痺の証でもある。台湾は孤立無援の中、強権と真正面から向き合い、自らの手で民主を守り抜いている。
この時代において「民主主義の防波堤」として相応しいのは、果たしてどちらの国か?
答えはもう、はっきりしているはずだ。
